フランス幻想文学史
マルセル・シュネデール

マルセル・シュネデール著 渡辺明正/篠田知和基 監訳
国書刊行会 クラテール叢書8 1987年 初版 帯付 「翻訳書誌(フランス幻想文学史)」付 単行本 ハードカバー 19.5×13.5cm 619ページ
状態:天小口にシミ有。見返しに値札跡有。

♦中世の聖杯物語、バロック劇、妖精譚、狂熱的ロマン派の残酷小説、象徴派のデカダン文学、シュルレアリスムの驚異の世界—フランス文学における幻想の系譜を年代順に追跡した本書は、幻想文学愛好家必読の名著である。現代作家の章ほか3章を増補した新版からの完訳。(表紙より)

[目次]
序論
第一部—幻想以前
第一章 驚異(十二−十五世紀)
第二章 対立世界と並立世界(十六−十七世紀)
第三章 彼岸および無限の空間(十六−十七世紀)
第四章 妖精
第五章 三つの例外的存在
第六章 狂熱派

第二部—幻想
第七章 幻想
第八章 ホフマンの名による変奏曲(一八三〇ー七〇)
第九章 ドワイエネの館
第十章 メリメの多様な顔(一八三五ー七〇)

第三部—幻想以降

第十一章 新たなる仲介者:エドガー・ポー(一八〇九−四九)
第十二章 幻想の見直しと修正(一八五六−九六)
第十三章 象徴派とデカダン派の幻想(一八八四−一九一二)
第十四章 多種多様な作品群(一八七五−一九二〇)
第十五章 文学における悪魔の再登場
第十六章 シュルレアリスムの幻想
第十七章 詩的幻想
第十八章 時限爆弾:カフカ
第十九章 今日の幻想

結論
販売価格 2,300円