ロード・ダンセイニ著 荒俣宏訳 シドニー・H・シーム挿画
筑摩書房 1991年 第2刷発行 文庫 370ページ
状態:表紙カバーに少傷有。
♦ダンセイニ(1878-1957)が描き出す世界は、永遠が瞬時よりはかなく過ぎ去り、神々が野獣に変身し、瀕死の魂が神秘というオアシスを求めてさまよい、繁栄をきわめた都市は突然発狂する。
華麗で倦怠感に充ちた虹色の幻想世界へと誘う、短篇小説20余編を収める。(表紙より)
[目次]
妖精族のむすめ
サクノスを除いては破るあたわぬ堅砦
ケンタウロスの花嫁
老門番の話
王女の涙をもとめて
サルニダクの慈悲
三人の文士にふりかかった有り得べき冒険
パブルクンドの崩壊
アンデスプラッツの狂気
海を望む峰ポルターニイズ
ベツムーラ
ギベリンの宝蔵
宝石屋サンゴリンドの平穏ならざる物語とかれにくだされた運命
かれはいかにして予言の告げたごとく有り得べからざる都市に至ったか
赤道の話
オットフォードの郵便夫
エメラルドの袋
追剝
ヴェレランの剣
カルカッソンヌ
五十一話集
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