栗原成郎著
河出書房新社 1980年 初版 ビニールカバー、帯付 単行本 19.3×13.5cm 262ページ
状態:ページ内一部傷、角に1カ所折れ跡有。
[目次]
第一章 スラヴ吸血鬼信仰
一 ある吸血鬼事件
二 吸血鬼とは何か
三 吸血鬼になるのは誰か
四 吸血鬼の肉体
五 吸血鬼の不俱戴天の敵 — 血の復讐
六 吸血鬼予防法 — 死者儀礼
七 吸血鬼退治法
八 吸血鬼はなぜ不滅か
第二章 スラヴ吸血鬼説話
一 吸血鬼表象の変遷
二 民間説話のなかの吸血鬼
第三章 スラヴ悪夢信仰
一 吸血悪夢モーラ
二 モーラ発見法
三 モーラ防御法
四 妖精キキーモラ
第四章 スラヴ死神幻想
一 吸血病魔 — ウーストレルほか
二 疫病 — 「死の舞踏」
三 死神幻想
第五章 スラヴ人狼伝説
一 人狼信仰と人狼説話
二 「ネウロイ」伝説
三 「狼の牧者」とびっこの狼の伝説
四 「狼行進」
五 夜の訪問者
六 フセスラフ人狼候伝説
第六章 文学的吸血鬼
一 文学的吸血鬼とフォークロア的吸血鬼
二 吸血鬼小説の源流
終章 一つの結論 — 吸血鬼バルカン・スラヴ起源説