R・マチューリン著 富山太佳夫訳
国書刊行会 世界幻想文学大系5A・5B
1977年 初版 函付 上下巻月報付 ハードカバー 単行本 19.8×14.0cm 上巻 /439ページ 下巻 /550ページ
状態:上下巻とも本体天に少シミ有。
♦チャールズ・ロバート・マチューリン(1782-1824)…亡命ユグノーの家系に生まれる。ダブリンのトレニティ・カレッジ卒業後は、カルヴァン派の牧師として奇行の多い赤貧の生活を送りながら文学に手を染めるが、ほとんど無名のうちに幾つかの作品を残した。
—彼の死後、ロセッティやワイルド、ポウ、ボードレールやバルザックに愛された本書、ロマン主義的な情念、美と醜、善と悪、聖と俗との恐るべき混沌に満ちた本書こそ、『オトラント城』以後半世紀に及ぶゴシック・ロマンスの熱風の最後を飾る、最高の作品である—(表紙より)