マーヴィン・ピーク著 高木国寿訳
東京創元社 創元推理文庫 1988年 初版 272ページ
状態:ページ内角に薄い折れ有。
♦なぜ目覚めたのか、わたしには分からない。蒸し暑い夜だった。やがて目の前の衣装箪笥の扉が開き、中身のない夜会服が滑り出してきた。それは宙を漂い、窓を抜けて外へ — 。哀しくも恐ろしい表題作をはじめ、≪ゴーメンガースト三部作≫外伝とも言うべき「闇の中の少年」など、怪奇と幻想のアラベスク全五編。(表紙より)
[目次]
灰のひと撫で
海賊船長スローターボード氏
同じ時間に、この場所で
死の舞踏
闇の中の少年