八木敏雄著
研究出版社 1992年 初版 単行本 ハードカバー 13.4×19.4cm 251ページ
状態:表紙カバー背に少ヤケ有。本体見返しから数ページにかけて小さなへこみ跡有。
♦1986年4月〜1987年10月にかけて雑誌『英語青年』に連載した文章に、本文の訂正・追加・削除と多くの注釈を加えてまとめた単行本。
[目次]
一 アメリカン・ゴシックの水脈
二 新大陸のゴシック風景
ウィリアム・ブラッドフォードの『歴史』/ジョン・ウィンスロップの 『日記』/セイラムの魔女裁判/ジョナサン・エドワードの『説教』
三 アメリカン・ゴシックの誕生
チャールズ・ブロックデン・ブランウンの『ウィーランド』/インディアンの登場『エドガー・ハントリー』
四 アメリカの「神話」—「リップ・ヴァン・ウィンクル」
五 フェニモア・クーパーのインディアンのいる風景
「西部」またはアメリカの風景の発見/森と湖のゴシック—『鹿殺し』/ 白い血/赤い血のゴシック—『最後のモヒカン族』
六 エドガー・アラン・ポーのゴシック世界
眼のゴシック/『アーサー・ゴードン・ピムの物語』のゴシック度/ポーのSF/ポーのSF—『ユリイカ』
七 ナサニエル・ホーソーンのゴシシズム
SFとしての「あざ」/SFとしての「ラパチーニの娘」/『緋文字』のゴシック風景
八 メルヴィルの『ピエール』